この商品について
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アート作品:「Rey_Cervus」(高石優真さん)
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作品についてアーティストより一言:
- 記憶の形。生き物には、脳に保管される記憶と、生きる過程で肉体に刻まれていく記憶がある。
北海道に住む猟師の仕事に同行させてもらったことがある。
追っていたのは、日本で害獣として問題となっている鹿。探索から狩猟、解体までの一部始終を撮影した。
2日間の探索の結果出会えた鹿は、5歳以上と思われる大物だった。解体すると、足などにいくつかの骨折が治った痕と何年か前に銃で撃たれた痕が見つかった。骨に刻まれた痕跡が、生きてきた環境の過酷さを物語っていた。
生き物の身体が有する記憶には、何世代にも渡りDNAに刻まれていった進化の記録と、その個体が生きた生涯の痕跡の記録とがあり、そのどちらも体現する骨格は唯一無二の彫刻のように美しい。
この「Ray」シリーズは、こうした人が視認できない生き物の形と記憶を、エックス線やCT、サーモグラフなどを用いて視覚化したものである。 -
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- *技法 :インクジェットプリント
*サイズ:縦 145.6cm x 横 103cm
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アーティストについて:高石優真さん
- 人やものごとが持つ記憶の形を対象に、「記憶の潜在に問いかける装置」というテーマで制作する現代アーティスト
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資金の使い道
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