クラウドファンディングにおける返金の仕組みとは?

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1億円以上の大規模なプロジェクトも実行されているクラウドファンディング。ここ数年の間で一気に成長と発展を遂げています。しかし、人気が高まっている一方では弊害も多く、何かとトラブルやリスクが注目されているのも現状です。

そこで今回は“お金”にまつわるトラブルを少しでも回避すべく、「クラウドファンディングの返金のしくみ」について見ていきましょう。

投資型の場合

投資型クラウドファンディングは、高い金利が得られる「融資型」、成果に応じた報酬が得られる「ファンド型」、非上場企業の株が購入できる「株式型」の3つに分けられており、いずれも金利的リターンが発生するタイプのクラウドファンディングです。

そもそも、クラウドファンディングでは必ず各プロジェクトごとに目標金額を設定しています。5万円規模のものから、100万〜1,000万円単位のものまで様々です。しかし、これらの目標金額を募集期間内に集められず、1円でも下回った場合はプロジェクト自体が不成立となり、実行に移すことができません。

こうしてプロジェクトが不成立となった場合、それまで集められた資金は全て出資に協力してくれた支援者の元に返されます。すなわち、ファンドが成立しない時点で、出資した際の銀行口座に返金される仕組みとなっています。

運営会社が倒産するなど、最悪の事態に陥らない限りは確実に返金が約束されるため、「プロジェクトの失敗に加え返金されない」二重被害を受けることはありません。

寄付型・購入型の場合

クラウドファンディングは上記の投資型以外に”非投資型”があり、リターン報酬を含まない「寄付型」と、金利的リターンではないが物品報酬を伴う「購入型」が存在します。投資型と異なり、法的規制は一切ないため、簡単に活用・出資することが可能です。しかし、寄付型・購入型クラウドファンディングでは、目標金額に達せず失敗に終わった場合でも、出資金が支援者に返金されない場合があります。そのため、きちんと返金制度のある分配方法を選択することが重要です。

では、どのような分配方法があるのでしょうか。以下をご覧ください。

  1. All or Nothing(達成後支援)型:プロジェクトが目標金額に達成した場合のみ資金調達が行われ、達成しなかった場合は支援者に出資金が全額返金される保証がある。
  2. ダイレクト(即時支援)型:プロジェクトが目標金額に達成するか否かに関わらず、実行され返金は行われない。

このように非投資型クラウドファンディングは、分配方法によって返金の保証が”ある”ものと”ない”ものに分かれています。したがって、返金保証のあるAll or Nothing(達成後支援)型に出資した方が、返金されないリスクを伴わず、安心して出資を行うことができます。

プロジェクト失敗の場合

資金調達に成功し、実際に起案者がそのお金でプロジェクトを実行しても、”失敗”に陥るといったケースが過去に何度かあります。たとえば、アメリカのクラウドファンディングサイト・Indiegogoでは、新型ロボットの開発に先立ち1億円もの支援金を集めたにも関わらず、最終的に開発資金が底をついてしまい、計画が水の泡となった事例があったのです。商品はおろか、出資者のもとには支援金すら届かず、お金をドブに捨てただけとなってしまいました。

国内クラウドファンディングでは詐欺まがいのケースはほとんどありませんが、IndiegogoやKickstarterといったアメリカの大手クラウドファンディングではいくつかそうした事件が起きており、裁判沙汰になったこともあります。

すでにお金が使い切られてしまい、返金の保証もない場合、返金される可能性は低いです。そのため、出資する際に「プロジェクトの内容」や「返金保証の有無」などを確認し、またリスクがどれだけあるのかも考慮する必要があります。

最近ではプロジェクト失敗の際を考慮して、クラウドファンディングに関する保険などを提供する会社も出てきていますが、まだその運用実績などは不十分なため、今後もウォッチが必要になるでしょう。

まとめ

今回は「クラウドファンディングの返金のしくみ」について紹介しました。

クラウドファンディングの種類により返金の保証があるのとないのとで分かれるため、資金調達やプロジェクトが失敗した際、必ずしもリスクだけが伴われるわけではありません。ただし、お金を出資しただけで何も生まれないというケースもあるので、どのみち十分な注意を払った上で出資を行いましょう。

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