クラウドファンディングのゲーム関連プロジェクト事例/成功例まとめ

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今回はクラウドファンディングを活用したゲームプロジェクトについて考察していきます。

以前の記事『クラウドファンディングを活用したアニメプロジェクト』では、元々ゲームソフトだったものがクラウドファンディングを通じてアニメ化されたケースとして”Dies irae”を紹介しました。
では、クラウドファンディングを通じて成功したゲームプロジェクトは一体どのようなものがあるのでしょうか。
2009年にアメリカの民間営利企業として設立された”Kickstarter(キックスターター)”を介して成功したゲーム3つを見ていきましょう。

 Mighty No.9

  •  2016年に配信されたゲームソフト”Mighty No.9″はアクションゲームであり、Wii UやX boxなど家庭用ゲーム機とPlay Station Vitaやニンテンドー3DSなど携帯型ゲーム機を合わせ、計10機種で配信されています。配信から3年ほど前の2013年に”Kickstarter”は”Mighty No.9″を発表したと同時に、出資者を募集し始めました。
  • “ロックマンシリーズ”でおなじみの稲船敬二氏が手掛けた”Mighty No.9″は、シアトルで開催されたゲームイベント・Pax Prime 2013の場で、「稲船敬二の新作」、「主人公がロボット」、「天才科学者」のキーワードとともにタイトルが発表され、当時から大きな注目を集めていました。
  • 2013年9月1日から出資金の募集を開始したところ、わずか40時間で90万ドル超えに達し、募集締め切り直前には目標金額の9200万円を大きく上回った4億円にまで上りました。リターンにはエンディングテーマに声で参加できたり、滴キャラクターのデザインを考案できたり、ゲーマーにとって最高のご褒美ともいえる報酬が多く詰まっていました。

http://comcept.co.jp/mightyno9/

シェンムーⅢ

  • ”シェンムーⅢ”とは、ゲームクリエイター・鈴木裕氏により1999年に開発されたドリームキャスト用のゲームソフト”シェンムー”シリーズ3作品目およびPS4対応のゲームです。2015年6月、ソニーコンピューターエンタテインメントが会議において「鈴木裕が”シェンムーⅢ”を制作するため、”Kickstarter”を用いたクラウドファンディングを開始する」ことを発表し、本格的にプロジェクトがスタートしました。
  • かつてドリームキャストより”シェンムー”(1999年)と”シェンムー”(2001年)が発売され、当時からシーズン3への期待が募っており、続編の制作が進んでいた時期もあったが、様々な要因で休止していました。それが、10年以上のブランクを空け、2015年6月に制作する旨を公表したため、長年待ち望んでいた”シェンムー”ファンを中心に話題となっていたのです。
  • クラウドファンディングを活用して”シェンムーⅢ”を制作すると発表し、出資金の募集を開始してわずか1時間44分で100万ドルの資金調達に成功しました。これは「最も短時間で100万ドルを集めたビデオゲーム」としてギネスワールドレコードに認定されています。また、最終的な出資額は日本円に直すと7億8500万円で、ゲームソフト過去最高額を記録しました。

※なお、クラウドファンディングによる資金集めおよび制作段階の途中であるため、ソフトの発売日は2017年12月予定です。

http://shenmue.link/
https://shenmue.link/order_jp/

Ouya

  • “Ouya”は2013年6月に発売されたAndroidの家庭用ゲーム機であり、前年2012年の夏よりKickstarterのキャンペーンとしてOUYAプロジェクトが公開されました。ルービックキューブに例えられるコンパクトサイズで、Wiiと比べると体積は3分の1、重さは4分の1程度だといいます。
  • “Ouya”は出資金の募集から29日後に850万ドルを調達し、Kickstarterによるプロジェクトの出資金ランキングでいうと5位、コンピューターゲームの項目では首位を記録しています。なお、投資者には資金調達から10ヵ月後に、リワードとしてゲームコンソールが届けられました。

https://www.ouya.tv/games/

まとめ

今回はクラウドファンディング(Kickstarter)を活用したゲームプロジェクトについて紹介しました。
上記のような成功を収めたゲームは他にもありますが、いずれも制作者はすでに他のゲームソフトを手掛け成功経験を手にしている者ばかりです。
そのため、素人の段階からいきなりクラウドファンディングを介して行うよりも、ある程度のキャリアと実績を踏んでからの方が、ファンと出資額が募りやすく、プロジェクトとして成功しやすい側面があるのは確かと言えそうです。

 

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