【気取らぬ松江のお茶文化を広めたい!!】
松江のお茶文化
- 「ようこそ、だんだん。」
20年前に松江にIターンできたとき、どこのお宅にお呼ばれしても家の方が抹茶を点ててもてなしてくれることに感動をいたしました。食卓の茶箱からお茶碗を出して、抹茶を入れて、ポットからジャーっとお湯を注ぐ。そして茶筅でシャカシャカ点てる。
気取らず、作法にとらわれず、島根県松江市には「おもてなし」としてお客さんにお抹茶をふるまう習慣があります。
これは今から200年前、松江藩主・松平不昧公(ふまいこう)が広めた習慣です。お茶好きで、人を喜ばすことが好きで、市民から愛されたお殿様は、地元の職人に茶器づくりの技術を伝え、自分好みの茶菓子をプロデュースしたりと、松江の地にお茶文化が残る仕掛けを作ってくれました。 新しい使い方提案
- 不昧公の時代から200年たった今、ここ松江でもお茶離れは進んでいます。
特に忙しく働く世代では、日々の生活の中で「気軽にシャカシャカ」とはいきません。
コーヒーや紅茶のように今の日常生活の中に「お茶を点てる」を取り入れるためには、
「お抹茶だけでなく色んな用途やシーンで使える茶器があればいいな。」
「作法やお点前を知らない人でも使いやすい茶器があればいいな。」
こんな声をお客様からいただいていました。
今回新しい商品開発に当たっては、松江市内の5つの窯元に集まって頂き、試行錯誤しました。
そんな時、茶せんで「抹茶ラテ」を作っていると、なんとフワッとクリーミーな泡が作れたのです。「茶器でラテを点てるって簡単!」皆で感動いたしました。
茶せんで牛乳をフワッと泡立てる「ラテが作れる茶器」!!
このように生まれたのが
ラテ茶碗セット Matsue Chatté(マツエチャッテ)です。
- Matsue Chatté(マツエチャッテ)で「点てる」を子どもから大人まで楽しんでもらい、日本の文化を残してゆく一役を担えたらうれしく思います。
どうぞ趣旨にご賛同頂き、応援を頂けますよう、切にお願いいたします。
株式会社ちいきおこし/八百万マーケット
代表取締役 河野美知
【セット内容① ラテ茶碗】
- Matsue Chatté(マツエチャッテ)では、松江市内5つの窯元がラテに合うお茶碗を作ってくれます。
一つ一つ手作りで、模様や釉薬の出方も一つずつ違う1点ものです。 ラテに合うこだわり
- 飲み口の直径は約10センチで、子どもや女性の手にも収まりやすい野点サイズ。
コロンとした形は中の飲み物も冷めにくいように作られています。
5人の窯元さんを引っ張ってくださっているのが高橋幸治さんです。高橋さんは2017年の田部美術館大賞「茶の湯の造形展」で優秀賞をとられるなど長年お茶碗を作っておられる名工です。今回の「ラテ茶碗」では、これまで封印していたパステルカラーに挑戦してくださいました。
とても可愛らしく仕上がったので【マカロン】と命名しましたが、この色にはこだわりがあって、ブルーは昼間の宍道湖色、ピンクは夕日の宍道湖の色、パープルは夕日が沈んだ直後の宍道湖の色。松江に住んでいると本当にこんな色の宍道湖を見ることができます。小泉八雲が愛した松江の汽水湖、宍道湖です。
出雲本宮焼 高橋幸治窯【マカロン】
- 高橋さん以外の皆さんも松江で活躍されている窯元ですが、普段は食器の製作が多く「お抹茶茶碗」をつくる機会はそれほど多くありません。今回の企画を通して、松江の比較的若い世代の窯元さんにも積極的に茶器を作って後世に伝えてほしい、という思いがあります。
陶風舎 松本尚子【ハニー】
- 陶風舎は、松本尚子さんが2002年に開窯。土という素材の持つその不思議、質感、自由さに魅せられ続けているという松本さんの作品は、かわいくてあたたかいデザインで、女性のファンが多くおられます。白と黄色のスイーツのような、はちみつ色の茶碗ができました。
出雲国布志名焼 雲善窯 土屋知久【チョコミント】
- 江戸時代から続く窯元は、現在は9代目。雲善という名前と“ひょうたん”の印は、不昧公からいただいたという由緒ある窯元です。ご協力いただいたのは若手後継者の土屋知久さん。250年の歴史にはなかったミントブルーの茶碗を焼き上げてくれました。
火の川焼 松江陶苑 福島絵美【ぼうろ】
- 昭和40年に福島和国さんによって開窯され、娘の福島恵美さんが受け継いでおられます。窯場は、柳がたなびく、風光明媚な大橋川沿いにあります。得意の赤茶色の釉薬に、不昧公が好んだデザイン“ひょうたん”の絵付け茶碗です。
夢蓂窯 目次潤平【ギャラクシー】
- 夢蓂窯は、目次潤平さんの父目次健治さんによって開かれた窯です。二十四節気が生まれたとされる中国の古くから伝わる“めでたき草”「蓂(めい)」を引用した名前です。銀河をイメージさせるような深い藍色のお茶碗を焼き上げてくれました。
- お茶碗は、シリアルやぜんざいを入れたり色んな楽しみ方をしていただけます。
【セット内容② 樹脂製茶せん】
- 茶器でラテをつくる上で問題となったのが茶せんでした。従来の竹の茶筅では牛乳の油脂がついて、お手入れがうまくいきません。
食器用洗剤でガシガシ洗える茶せんがほしい
その願いを叶えてくれたのが福井県鯖江市で茶道具を専門に作っておられる「ふげつ工房」さんでした。 モノづくりのまち鯖江で開発された樹脂茶せん
- 茶せんの素材を、竹を使わずに樹脂で作ることで、初心者や子どもでも穂先が折れることを気にせず使えます。ラテやカプチーノなどのクリーミーな飲み物を誰でも簡単に茶せんで作る事が出来る調理用品です。簡単に分解して洗えるので衛生的で繰り返し長く使っていただけます。
【セット内容③ カラフルなパッケージ】
- 贈り物しても喜ばれるパッケージにしました。
イメージは「スイーツボックス」
蓋を開けた時も美しく、箱を飾っても楽しめるデザインです。 【本プロジェクトからご注文のお客様に限りの特典】
特典① 松江の老舗茶屋・加島茶舗ブレンド『ラテのための抹茶』プレゼント
- 「Matsue Chatté」のために、茶師七段(聞き茶技術中国四国地方No1)加島浩介さんが、牛乳の甘みを引き立てる茶葉をフレンドしてくれました。
特典② 松江産品のアンテナショップ『八百万マーケット』商品10%OFFクーポン
- 松江市玉造温泉に店を構える八百万マーケット。地域の生産者が丁寧に作った商品をセレクトして販売するほか、「Matsue Chatté」のように地域資源を活かしたオリジナル商品づくりにも力をいれています。八百万の神々が集まる地のモノを集めたお店として、観光客や地元の方から喜ばれる商品をそろえています。
店舗ではもちろん、ネットショップでもご利用いただけるクーポンを付けさせていただきます。 松江のお茶文化を次の世代に、全国に広げるため、皆様どうぞご協力お願いいたします。