この笑顔のうらには、人に言えない不安が隠れています
- 熊本を震源とした震災で、大きな被害が出ています。
上の一枚の写真は、私たちが熊本で行っている支援の一コマです。
街はいまだにがれきに埋もれ、
日々の生活をするだけでやっとという状況です。
大人もこれから先をどうしていけばいいのか、わからないという中、
子どもたちは、自分の不安を訴えることすら出来ません。
「また大きな地震が来るのではないかと思ってしまう。」
「友だちが遠くへいってしまうのではないかと不安になる。」
「夜が怖い。」
「一人でトイレに行けない。」
「眠れない。」
などといった、
心的外傷後ストレス障害の症状も見られるようになってきました。 夏休みが一つのターニングポイントです
- 子どもたちの生活は、少しずつですが
変化してきています。
ほとんどの学校が再開し、
昼間は友だちたちと時間を過ごすため、
不安が和らぐ時間も増えました。
しかし、あと一か月半もすれば、
夏休みが始まります。
いつもなら、楽しみな夏休みですが、
親もずっと一緒にいられなくなったり、
片づけなどで、どこかに行きたくても
言い出せなかったり。
友だちだって、その間一日中一緒に遊べなかったり。
そういったことから、子どもたちは
孤独を感じるようになります。
ですので、私たちは
夏休みの間を集中サポート期間と位置付けて、
カウンセリングチケットを贈る
支援体制を整えています。
夏休み前までに、
こういったサポートがありますよということを
知ってもらえるように、
熊本震災支援受付センターを通じて、
熊本県、熊本市、周辺自治体や避難所、
学校などへの周知をしてまいます。
ですので、期限を切った募集をするために、
ここでカウントダウンみたいになるけれど、
支援をお願いしています
また、同じように夏に向け、マスコミにも周知のお手伝いをしてもらっています。 全国のカウンセラーと被災地の子どもたちを結びます!
- 今回の震災は、一企業、一カウンセラーが出来るような規模の災害でありません。
熊本にも臨床心理士や、カウンセラーはたくさんいます。
しかし、熊本の彼ら、彼女らは、ともに被災者です。圧倒的に人数が足りません。
全国のカウンセラーと連携を取りたいと思っても、現地の方々は生活で手がいっぱいの状況です。
また、全国のカウンセラーも、点でばらばらに動いても、より良い支援にはなりません。
そこで、私たちがコーディネーターとなり、
被災地の子どもたちと、全国のカウンセラーをつなぐことにしました。
また、熊本が地元の全国の方々や、熊本が地元ではないけれど、
自分にも何か出来ないかと考えておられる
お母さんや、お父さん、学校の先生や保育士さんなど、もたくさんおられます。
『支援したい、支援してほしい、どのような心の支援が出来るのか知らせたい』という三者を
カウンセリングを専門とする弊社が担う意義は十分にあると確信しています。
阪神・淡路大震災でも同じようなことが起こりました
- 子どもたちは、小さな身体で恐怖の体験を背負いました。
それによって、不安をいっぱい抱えています。
ですが、お父さん、お母さんをはじめ、おとなたちが一生懸命
がれきの片づけをしたりしているときに、
自分から
「気持ちがそわそわする。」などと言えないで、
自分の中で気持ちの整理もできずに、苦むようになっていきます。
そして、その不安な状態であるということを
“隠して”しまうようになります。
そのようなことをしていると、子どもたちは、
「自分の気持をどのように伝えたらいいのかわからない」まま、
成長をしていってしまいます。
そうするとどうなるのか。
ストレスが常にかかってしまい、
そのストレスの解消法が見つけられなくなり、
延(ひ)いては不登校や、引きこもり、非行、などにもつながっていってしまいます。 今こそ、子どもたちの「心の声」に耳を傾ける必要があります!!
- 今、被災地は、命をつなぐための支援から、
生活を再建する支援が必要となってきました。
大人たちも一歩を踏み出しています。
そんな中、これからは子どもたちの心のケアが重要になります。
私たちは、日ごろカウンセリングをしている者として、
『今こそ目に見えない不安を抱えた子どもたちを救うべき時期』
だと思っています。
全国、全世界の方々の力を借りて、
『子どもたちが気持ちを言えるように練習』をしてもらいます。
そのために、カウンセリングチケットを子どもたちに届けます。
そして、全国のカウンセラーと子どもたちをつなぎ、
これからどれだけかかるかわからない復興のなかで、
不安は不安として受け止めながらも
自分の気持ちを表現できるようになって、
生きていくすべを見つけてもらいたいと思っています。 あなたの気持ちが、被災地の子どもたちの心を救います!!
- 今回、私たちは一回30分のカウンセリングチケットをつくりました。
また、サポート体制を充実するための応援チケットもつくりました。
正直、無償でカウンセリングを提供すればいいじゃないかという声もいただきましたが、
この心の支援は継続性が非常に大切になってきます。
その点を考えると、カウンセラーにずっと無償でお願いしていては、
カウンセラー自身も生活を営まなければなりませんから、
最初は無償でもいいですが、いつか無理がきます。
実際に阪神・淡路大震災の援助では、そのような理由で、続かなくなってしまうことも
あったのです。
そこで、私たちは30分2500円(税込み)という、相場からは半額くらいの設定をして、
その中から、カウンセラーにお礼程度にでもお支払いをすることにより、
カウンセリング活動を継続的に行うことができ、子どもたちを救うこと
になると確信しています。
しかし我々の財源だけでは支援が続きません。
そこで、株式会社ではございますが利潤を除外して
民間のノウハウと連携をフルに発揮することにより、
熊本の子どもたちのこころの支援をしていきたいと考えました。
やり始めることが素晴らしいことであっても、続かなければ、困るのは子どもたちです。
活動資金の支援をお願いいたします!
どうか、あなたの力を貸してください。
子どもたちの笑顔を取り戻すために、私たちと一緒に子どもたちのこころに届けてください。 【ご購入後のチケット使用方法について】
- 1.カウンセリング受けさせたい方が熊本にお住いの場合
→カウンセリングを受けてさせたい方へチケットをお送りください。
※チケットをお送り頂いた後で、弊社よりチケットを受け取られた方へご連絡させていただきます。
2.お知り合いがいない場合、もしくはチケットを寄付されたい場合
→チケットを弊社宛にお送りください。
弊社で厳重に管理し、厳正な運用をさせていただきます。
・お送り先メールアドレス:kumamoto@jpspo.co.jp
【カウンセリングを受けるまでの流れについて①】
- <カウンセリングチケットを持っている場合>
→弊社から、カウンセリング希望日時、登録内容の確認、カウンセリング方法の確認などを、
お電話・メールなどでおこないます。
※ご希望の日時に対応できるカウンセラーを選定し、その旨を再度ご連絡します。
<カウンセリングをご希望の方>
→弊社宛にご連絡ください!弊社宛にご寄付いただいたチケットを利用し、
弊社で日程、担当カウンセラーを調整のうえ、カウンセリングを受けていただきます。
※個人、学校・支援団体他、カウンセリングが必要な方からのご連絡お待ちしております。
・お問い合わせメールアドレス:kumamoto@jpspo.co.jp
※保育園児、幼稚園児も大歓迎です。小学校低学年までの子どもが受けたい
場合は、親御さんや、学校の先生などが先に弊社へご連絡をお願いします。
日程などの調整をさせていただきます。
※その他、子どもたちだけでは心配な方は、親御さん、学校の先生からの
ご連絡でも構いません。
※子どもが親御さんたちに心配をかけたくないからと、
一人でかけたいという場合は、出来るだけ本人の意思に
任せてあてげてください。
こんなところがあるよって、そっと伝えてあげてください。 【カウンセリングを受けるまでの流れについて②】
- 予約日時に、担当カウンセラーよりご連絡をさせていただきます。
※カウンセリングの方法は、下記より選ぶことができます。
①電話
②メール
③LINEなどSNS
④Skype
⑤facetime(iPhone、iPad)
⑥その他、担当カウンセラーと利用者が可能な手段
*②、③については、利用方法を担当カウンセラーと取り決めます。 【支援協力団体など】
- 熊本災害支援受付センターと、共同で行うプロジェクトです。
熊本県、熊本市などの自治体や、災害対策本部、運送業者とも提携済みです。
教育委員会など、子どもとの教育、育成に努めている機関ともつながって、
より必要なところに、必要な支援をします。
支援協力団体
一般社団法人ELLY
一般社団法人チーム熊本
株式会社ちかけんプロダクツ
株式会社はぐくみ
御船町
三重県防災対策部
株式会社ミタス伊勢
ともに拓くLGBTIQの会くまもと
<これまでの支援内容>
緊急物資輸送支援
エコノミークラス症候群対策運動支援
避難者の心的負担軽減支援(傾聴)
<これからの支援内容>
放課後児童生徒健全育成支援
避難者の心的負担軽減支援(傾聴)
熊本の子供たちにチケットを贈るだけでなく、弊社を中心としたカウンセリングチームが
熊本へ行き、巡回相談を予定しています。
【支援金の使途について】
- 下記のとおり使用し、追って収支報告を随時行います。
①カウンセラーへのお礼金
②フリーダイアル(0120)の設置、利用料
③現地巡回相談
④事務局運営費
⑤広告宣伝負担
⑥その他 ≪プロジェクトマネージャー 山下からのお願い≫
- 私が阪神・淡路大震災を経験したのは、大学の三年の終わりでした。
その時のボランティア活動が、その後の私の人生を大きく変えました。
大人はもちろん、子どもたちがきっと怖いのにも関わらず、
笑顔を無理やり作って必死に耐えている姿を見ました。
「そんな気持ちを自分だけで処理できるはずがない」
私は、一緒に掃除をしたり、遊んだり、イベントを設けたりして、
とにかく話をすることが大切だと思ってもらえるように行動
したことを、今でもはっきり覚えています。
今回の震災は、未だ余震が続いており、
子どもたちの心はもういっぱいいっぱいです。
今回のプロジェクトを通して、
「本当の笑顔になる一歩」を踏み出してほしい。
そう願っています。
みなさん、どうかお願いです。
あなたの気持ちを、子どもたちへ届けてあげてください。