募集期間を延長しました!
こうの史代さんの「この世界の片隅に」マンガ原画が呉に帰ってきます!
- こうの史代さんのマンガ「この世界の片隅に」は、2007年から2009年にかけて『漫画アクション』(双葉社)で連載され、のちに上中下巻で単行本化されたマンガです。広島市内から呉に嫁いだ一人の女性「すず」の姿をとおして二度と繰り返してはならない戦争の悲惨さと毎日を懸命に生きる人々の尊さを伝えています。
「この世界の片隅に」は、戦時中の人々の暮らしを丹念に調べ、丁寧に描いた物語です。そこには家族愛があり、ラブストーリーがあります。同時に戦中戦後を生き抜いた先人たちに対する敬意が込められています。その珠玉の物語のマンガ原画が、全国の展覧会をまわって、寄託先である当館へ帰ってきます。 - ©こうの史代・双葉社
2016年7月、呉市立美術館で全原画を展示した「マンガとアニメで見るこの世界の片隅に」展を開催!
- 片渕監督のアニメ映画「この世界の片隅に」が公開される2016年11月よりも前の2016年7月、当館では、マンガとアニメで見るこうの史代「この世界の片隅に」展を開催しました。7月23日から11月3日までの92日間の開催で約1万人の方にご鑑賞いただきました。作者のこうの史代さんにもご来館いただき、トークショーなども実施。夏の暑い中、多くの方がご来場されました。
「この世界の片隅に」原画を寄託される当館の使命
- 当館では、2016年7月にマンガの全原画とアニメのコンテンツを多数紹介。その後、マンガの原画は全国を巡回しました。アニメ映画は、2012年8月からプロジェクトがスタート。片渕監督やこうの史代さんの地道な調査や熱意、その圧倒的な知識に基づいた内容が高く評価され、またクラウドファンディングでの支援者などの情報拡散により、2016年11月の公開後も続々と話題として広がりました。公開以来、多くの人々に感動を与え続け、1年を超えるロングランを実現。全国63館で上映を開始後、徐々に規模を拡大し、上映館数は累計390を超え、累計動員数200万人を突破、世界50の国々で上映されている状況です。
当館では、その状況を踏まえ、協議を重ねました。このムーブメントを一過性で終わらせたくない―。戦争という絶対悪によって、人生を翻弄され、辛い思いをした多くの人々の歴史を呉という戦争に大きく影響を受けた土地からしっかりと伝えるべきではないか―。「この世界の片隅にある呉で、子どもたちや観光客に正しく伝えていくべきではないか。」 ー一過性で終わらせるわけにはいかない!ー
―戦争に大きく影響を受けた呉から「この世界の片隅に」をしっかりと発信することが当館の使命―
- ©こうの史代・双葉社
2年ぶりに原画展を開催することを決定!
- 当館で決定したことは一つだけ。
「この世界の片隅に」の舞台となった呉から、この物語を伝え続けていくこと―。
当館では、そのためにまず、2018年7月のコレクション展の中で原画展を開催することを決定しました。
ただ、通常のコレクション展では、予算が限られており、費用面では厳しいのが現実です。
具体的には、①マンガ原画の額の購入費②設備什器、人件費等③看板制作、PR費等が主な経費となります。当館で実施している例年の展覧会も、呉の文化発信の拠点として実施しなければなりません。当館の持ち出しだけでは、まかなえない部分をこのたびクラウドファンディングで集めたいと思いプロジェクトを起案しました!
ご支援いただくことでの限定メリットは・・・
- 当クラウドファンディングの支援に対するリターンは以下のように考えています。
①展覧会を何度も味わっていただくものとして、期間中何度でも入れる「オリジナル招待券」(すずさんパス)
②支援者限定の「オリジナルチケットホルダー」
③支援者限定の公開日「展覧会の初日前日の7月21日(土)を支援者限定プレオープンの日とします。」
展覧会:7月22日(日)~9月9日(日)
詳細は各チケットをご確認ください。