熊本県南阿蘇村にある薬草園の復興サポートをしたい!
- 薬草の先生•井澤さんが運営する阿蘇薬草園は、自然栽培にこだわった美味しいヨモギや在来種のトウモロコシなどの薬草茶を作っています。
村の健康を支える薬草講座なども開き、自然とともに生きる大切さを伝える愛情あふれる先生です。
しかし、熊本地震で、薬草工場の施設、機械が壊れてしまい、出荷ができない被害が出てしまいました。
復興には、まだまだ時間とお金がかかります。
今回は、義援金を薬草園や農家さんにお届けしたいと思っています。
同時に、使えるけれど使われていない製茶の機械を募集しています。
もし型などが適合して使用できるものが見付かれば輸送費にも充てさせていただく予定です。
南阿蘇村の薬草工場に、エールを届けたい。
- みなさんは、日本には300種類以上の在来ハーブがあると言われいることを、ご存知でしょうか?
もともと管理栄養士や国際中医薬膳師の勉強をしていた私は、日本の薬草リサーチする中で、
ハーブの持つ力やおもしろさ、作り手さんの素敵な想いに魅せられて、
伝統茶{tabel}(タベル)というブランドを立ち上げました。
使い手さんの暮らしを豊かにしてくれるこの植物たちを、もっと多くの方に楽しんでもらいたい。
そのためには、まず作り手さんたちを応援していくことにつながるよう、活動しています。
日本の薬草産業は縮小し続けています。
高齢化・跡継ぎ不足問題や、マイナーな植物の栽培なので、
作り手さん同士が技術や情報を共有しづらく、なかなか流通にのることが難しい現状です。
伝統茶{tabel}(タベル)を立ち上げて、約1年。
少しずつ想いが届き始めて、さまざまな地域のセレクトショップさんやカフェ、
大手企業さんでもお取り扱いしていただけるようになり、作り手さんにもとても喜ばれています。
そんな中、先日の熊本地震が起こりました。
伝統茶{tabel}(タベル)のお茶は、九州産のものが多く、
その中でも阿蘇薬草園では、薬草工場の施設、機械が壊れてしまい、
出荷ができないほどの被害が出てしまいました。
そこで、今回は、義援金を薬草園や農家さんにお届けして
作り手さんたちのエールにしたいと思っています。
同時に、使えるけれど使われていない製茶の機械を募集しています。
もし、使用できるものが見付かれば輸送費にも充てさせていただく予定です。
なぜ、熊本に関わり、応援したいのか。
- 九州は、温暖な気候と地形に恵まれていたため、古くから薬草産業が盛んでした。
そこで、薬草リサーチの旅をはじめた私も、まず始めに九州へ向かいました。
そして出会ったのが、人や街、自然を心から愛し、
植物を通して、健やかな未来を次世代につなごうと薬草産業や農業に携わっている方々でした。
いつも笑顔で迎えてくれ、山を案内してもらって少しずつ私も山のこと、街のこと、歴史のこと…
たくさんの暮らしの知恵を教えていただきました。
そうしているうちに、小さな注文からも商品を作ってもらえることになり、
ちょうど友人の結婚式の引き出物を頼まれたこともあって、
オリジナル商品を作ってみることにしました。
これがtabelの始まりです。
そうして作り始めた伝統茶は、作り手さんの手間ひまかけた
丁寧な栽培や加工のお陰で、愛していただけるようになりました。
九州のみなさんが、あたたかく接してくださっていなければ、
tabelは始まっていなかったかもしれません。
お世話になっている方たちが困っているときに出来る限りの
お力になりたいという気持ちはもちろんですが、
薬草工場のような、昔ながらの暮らしの知恵、養生を形にして、
伝えていらっしゃる所をサポートすることは、
巡りめぐって、自然でこころ豊かな暮らしを
数年先や次の世代に、つなげていくことにもなるのではないかと考えています。
今の私ができること。
- 震災後、南阿蘇村に大きな被害が出ていると聞いた時、その村にある阿蘇薬草園のみなさんの安否が真っ先に気になりました。
井澤さんに電話がつながって「みんな、身体は無事です」と聞いた時にはとても安心しました。
詳しく状況をお聞きすると、まだ余震がおさまらず、
南阿蘇村の薬草園は土砂崩れで駐車場は埋もれ、
乾燥機は壊れ、灯油が散らかってしまって危険で中にすら入れない状況…。
建設会社も立て込んでいるため、運営の再開の見込みも立っていないようでした。
「お店の再開はいつになるか分かりません。でも、工場から少しずつでも動かしていきたいと思っています」
との言葉に、私もできることがないか考え始めました。
今回はまず、義援金を募集すること。
そして、非常に稀ですが製茶用の機械が使えるけど使われなくなっている状況のものを見かけることもあったので、壊れた機械の代わりにうまく寄付ができればと思っています。
熊本のみなさんのため…ということもそうですが、
ぜひ薬草のある暮らしはとても楽しくて、美味しいので、
ぜひたくさんのみなさんに味わっていただきながら、熊本の魅力に触れていただけると嬉しいです。
伝統茶とは ?
- 伝統茶とは、日本に何百年も昔からあった植物を使ったお茶のことです。
一般的には、野草茶、薬草茶と呼ばれています。
緑茶や薬が高価で貴重だった時代も、ハーブティとして楽しんだり、
健康のために飲まれてきました。
イチョウの葉は記憶力向上に、
ヨモギは冷えが気になる時に…など、
暮らしの知恵、日々の養生として、家族代々、
もしくは町のおじいちゃん、おばあちゃんから伝承されてきました。
ほとんどのものが優しいノンカフェインで、
風味も個性的なので、日々の気分で違ったものを楽しめます 。
日本には300種類以上の在来ハーブがあると言われ、
その土地や気候に合った独特のものが育っています。
お茶の他にも、料理に使ったり、お風呂に入れたり…たくさんの楽しみ方があります。
風土の恵みを、慈しみとしてお届けしたいと思っています。