「奥出雲前綿屋 鐵泉堂(おくいずもまえわたや てっせんどう)」オープン!!
- 貴重な玉鋼でつくられたゴルフパターや包丁、靴べらなども展示販売しています。
また、松江藩の有力鉄師「田部家」の歴史のパネルや、田部家が約100年ぶりに復活させた“たたら製鉄”の操業時に造り出された「鉧(ケラ)」も展示しております。
- 開館時間:水曜日~日曜日 10:00~17:00
休館日:月曜日、火曜日
住所 :〒690-2801 島根県雲南市吉田町吉田2557-1
TEL:0852-60-2539
FAX:0852-60-2540
E-mail:tessen@tanabeco.com http://www.tessen-tatara.jp/store.html
【田部本家第二十五代目当主挨拶 ”たたら復活プロジェクト”への思い】
田部家とたたら製鉄
- 私たち田部家はおよそ550年、二十五代に亘り「たたら製鉄」と関わって参りました。西暦1460年(寛正元年)より、1921年(大正10年)までのおよそ460年間、島根県吉田村(当時)では砂鉄から作る製鉄方法「たたら製鉄」が全盛を極めていました。
奥出雲地方で生産される和鉄は全国生産の7割とも8割とも言われ、質、量ともに日本一の生産地でした。当時我々の本拠地吉田村では「たたら製鉄」に従事する人やその家族で人口1万人とも言われ、村は活況を呈していました。たたら事業は単に鋼を作るだけの仕事ではなく、非常に裾野の広い事業であったという事です。
「たたら操業」と一口に言っても、技師長である村下(むらげ)に代表される鋼を作る人だけでなく、山で木の世話をする人、炭を作る人、砂鉄を取る人、牛馬の世話をする人、鋼を運ぶ人、船を動かす人、農業をする人と多くの人がその仕事に携わってきました。その中で町や村が形成され、様々な文化や歴史が埋積していきました。 たたらの衰退
- しかし、明治維新とともに鉄鉱石から作る大量生産の洋鉄技術が流入し、やがて「たたら製鉄」はその役割を終え、私ども田部家でもたたらの火は消えていきました。それからおよそ100年が経ち、吉田村の人口は1800人。奥出雲地方全体も人口が減少し、かつての日本一の和鉄生産地は存亡の危機に瀕しています。
子供たちへの約束
- ある日吉田中学校の校長先生から地元の中学生に夢を与えて欲しいと講演の依頼を受け、当日、会場に入り愕然としました。2、3年生全員合わせて生徒はわずか38人。「どうにかしなければこの地域が終わってしまう」、そう思った私はその場で38人に約束をしました。「皆が大人になる頃にはこの地域に仕事を作るからね。だからこの地域に戻って来て欲しい」どうすればこの地域を盛り上げられるのか、どうすればこの地域に人が戻ってくるのか。結論は最初から決まっていました。「たたら製鉄」で盛り返すしかない、と。
新たな挑戦
- 私たちは、この地域が誇る「たたら文化」を、子々孫々に伝承していくために、そして島根の山間地にもう一度光を当てるために、今後の「たたら操業」復活を期して、新たな挑戦を始めました。今こそ「たたら」が世界に誇る産業・文化であると認知してもらい、発信していく時と確信しています。
私たちは、この事業で「たたら製鉄」をもう一度復活させ、地域に仕事を創出し、職人を養成し、かつて日本一と言われた時代の片鱗を取り戻せると信じて日々邁進して参ります。
皆様にはこの趣旨にご賛同頂き、何卒応援を賜ります様、切にお願い申し上げます。
田部本家第二十五代目当主
田部 長右衛門 【”たたら復活プロジェクト”とは】
和鋼製品の企画・開発
- たたら製鉄によって生産された和鉄を、多くの方に身近に使っていただける機会を作ります。伝統的な技術と先鋭のデザインの融合など、現代の価値にあった製品を企画開発していきます。
たたら操業の復活とまちづくり
- たたら製鉄による生産過程や森と共生したたたら文化等の背景を、体験を通してお伝えしていきます。和鉄生産・加工の拠点となる「たたら場」の再整備を進めていきます。たたら体験プログラムや、多くの方々がゆっくりと滞在できる場所、たたらを支える山々を巡って頂ける機会を提供していきます。
ものづくり教育・研修
- 砂鉄・木炭・土といった自然の恵みを、我々の使う道具にまで加工していくたたら製鉄は、日本のものづくりの原点ともいえます。鉄に関わるお仕事をされる方々、ものづくりに携わる方々や、これからの将来を担う子供たちに、たたら製鉄の歴史・文化に触れ、多くのことを感じていただける機会をつくっていきます。
たたら復活プロジェクト第一弾 究極のゴルフパター「TESSEN」
三匠の技が結実した唯一無二“究極の武器”
〈命・TESSEN 匠の技1〉 奥出雲産玉鋼
1400年の時を紡ぐ“たたら製鉄”
- 日本古来の“たたら製鉄”で生成される和鉄は、村下と呼ばれる技師長の手により、砂鉄13トンと木炭13トンを土でできた炉に、三日三晩掛けてゆっくりとくべられてつくられます。
その結果、余計な不純物が排出され、純度の高い“けら”と呼ばれる3トンの大きな鉄の塊が出現します。更に中心部は“玉鋼”と呼ばれる純度の高い炭素鋼で、主に日本刀に使用されるなど貴重な素材として珍重されました。「TESSEN」ではこの1400年以前から残る伝統の製鉄法で出来た“玉鋼”を使用しています。 〈鍛・TESSEN 匠の技2〉 奥出雲唯一の刀匠 小林家
刀匠が鍛えし和鋼“玉鋼”
- 奥出雲に唯一残る刀鍛冶小林家。その3代目を継承する刀鍛冶小林俊司氏。「TESSEN」に使用される“玉鋼”は、この小林刀匠の手により“折り返し鍛錬”され、鍛え抜かれた“玉鋼鋼材”となります。
“折り返し鍛錬”とは、日本刀を生成する際と同じく、玉鋼を何度も何度も叩き鍛える事により、不純物を出し、焼き入れし整えていくことで刀の原型にしていく工程です。
小林刀匠が手間を惜しまず、作刀する際と同じ技法で、叩いて、叩いて、叩きしめた“玉鋼”は、最高級素材“玉鋼鋼材”へと生まれ変わります。 〈技・TESSEN 匠の技3〉 日本屈指のパター職人
最高の“鋼材”が“至高のパターへ生まれ変わる
- 島根県奥出雲地方で作り上げられた最高級の“玉鋼鋼材”は、日本屈指のパター職人のもとに届けられ製品として仕上げられます。
パターヘッドは、この“玉鋼鋼材”と主に医療用に用いられる程の耐食性を備えた高純度ステンレス“SUS316L”とのハイブリッドで作られています。
6キログラムのステンレスインゴッドから贅沢に削り出したパターヘッドに、“玉鋼鋼材”を惜しみなく削りフェースの中心に納めて「TESSEN」パターの誕生です。最後は世界一と称される職人のハンドミル加工により、光の乱反射を抑える工夫を施しました。 「奥出雲前綿屋 鐵泉堂(おくいずもまえわたや てっせんどう)」オープン記念 新色販売!
【製品紹介① TESSEN トゥ・ヒール型】新色!GoldとBlack 各3本限定!!
- 【モデル名】 TESSENパター トゥ・ヒール型
【色】 Gold/Black/Silver
【クラブ長さ(インチ)】34
【ロフト角(° )】3°
【ライ角(° )】71°
【ヘッド素材・製法】玉鋼/SUS316L・ネック一体削り出し
【シャフトタイプ】ノンステップストレートタイプ
【シャフト重さ(g)】約115g
【グリップ】The GRIP MASTER 約53g
【クラブ重さ(g)】約530g
【付属品】TESSENオリジナルヘッドカバー/専用収納桐箱 Silverも10本限定で再販!
【製品紹介② TESSEN マレット型】 新色!GoldとBlack 各3本限定!!
- 【モデル名】 TESSENパター マレット型
【色】 Gold/Black/Silver
【クラブ長さ(インチ)】34
【ロフト角(° )】3°
【ライ角(° )】71°
【ヘッド素材・製法】玉鋼/S316L・ネック一体削り出し
【シャフトタイプ】ノンステップストレートタイプ
【シャフト重さ(g)】約115g
【グリップ】The GRIP MASTER 約53g
【クラブ重さ(g)】約530g
【付属品】TESSENオリジナルヘッドカバー/専用収納桐箱 Silverも10本限定で再販!
【坂下莉彗子プロによるTESSEN試打】
- 美しく実力を兼ね備えた坂下莉彗子プロに、TESSENの試打をお願いしました。
「想像以上に球がのびてびっくりしました」
「打感がすごくいいですね」
「転がりがいいのでボールがまっすぐ行きます」
など数々のお褒めの言葉をいただきました!坂下プロ有難うございました。
妹の莉翔子プロとともに姉妹でのさらなるご活躍をお祈りしております。 【お客様の声】
「ハーフを39でまわれました!この”神パター”のおかげです!!」(40代 女性)
- 他にも多くの「TESSEN」へのお声が寄せられています。
「手に持った緊張感が違います。まさに日本刀を抜くような真剣な気持ちでグリーンへ向かうことができます。」(40代 男性)
「自分の時間にゆっくりとパターを磨く。道具を手入れするという新しい趣味が増えました。」(60代 男性)
「ゴルフの好きな父親へ、兄弟全員から還暦のプレゼント。今までで一番喜んでもらえました!まだまだ元気でゴルフを続けてほしいと思います。」(40代 女性) 【プロジェクトの特典】
- 今回チケットをご購入いただいた方には、特典として「たたらプロジェクト」の一環として新たな施設として建築を計画予定の「たたら高殿」にプロジェクトご協力者としてお名前を掲示させていただきます。
たたら高殿の建築スケジュール、お名前掲示時期等につきましては建築計画が具体化しましたら、お知らせいたします。
※現時点では、たたら高殿の建築の具体的な計画は、未定です。
※下記写真は重要有形民俗文化財の菅谷たたら高殿です。お名前の掲示はこの高殿ではなく、新たな施設として建築を計画予定の高殿への掲示となりますことをご了承ください。 皆様どうぞご協力お願いいたします。 http://tessen-tatara.jp/